Cover Image for Graduate Visa申請のあれこれ

Graduate Visa申請のあれこれ

はじめに

Graduate Visaについて在学中よくわかってなかったなあ~と思う点がいくつかあったので、記録します。

もちろん書いてあることには一切責任を持てないので、正式/最新な情報はご自身でお調べいただくようお願いします。

わたしの申請タイムライン

  • 23/09:修士論文提出。
  • 23/11/28:修士論文の結果がでて修了確定。
  • 23/11/29:大学から、ビザ申し込んでいいよのメールを受け取る。
  • 23/12/11:ビザの申請フォーム埋めて、申請料も払う。追加書類を提出するように求められる。
  • 23/12/30:追加書類揃えて提出。申請が完全に完了。
  • 24/01/02:承認連絡が来る。(はやくてびっくり)

申請はいつできる?

コースの修了が決まってから数日~数週間後(大学からメールが来ます)から、学生ビザが切れるまで。

※学生ビザが切れるまでに「申請」すればオーケー。

いくらかかった?

Visa申請料として£822、2年分のImmigration Health Surchargeとして£1248払いました。

※今はすでにこれより値上がりしているはず。

申請のときにはなにが必要?

基本的に入力する内容はほぼ学生ビザのときと同じだったと記憶しています(旅行歴など)。それにプラスして、わたしは追加書類として以下の提出を求められました。申請者の状況によって求められる追加書類は異なるようです。

  • 奨学金団体からのGraduate Visa申請を承認する旨を記したレター
    • 大学やイギリス政府系の奨学金以外で、フルカバーの奨学金をもらっている人は求められると思われます。
  • イギリス国内で受けた、支払いを伴う医療サービスに対する支払が済んでいることを証明する書類
    • 日系病院にかかったことがあったので、その際の領収書を提出しました。

申請が受理されるまでは働けるの?

申請が受理されるまでは、学生ビザで滞在することになります。イギリスの学生ビザは、term-timeは20hまで、term-time外はフルタイムで勤務することができます。

...、ということは修論を書き終わったらterm-timeは終わるので、そこから正社員として働けるのだなあ~?と思いますよね?ここがトリッキーなのですが、実は学生ビザで許可されているfull-time勤務というのは、あくまで期限付き/temporary契約のもののみで、permanent positionは許可されていません。

permanent positionでの就労が許可されるのは、「Graduation Visaの申請をしてから」です。とはいえ、「申請をした」という事実はshare codeのページ(イギリスで移民として就労する際に、自身のright to workを証明するために雇用主に共有するweb上のprofile)には特に反映されないので、実質的にpermanentで働けるのは、graduate visaが正式に承認されてから、かなと思います。

このため、大学/大学院卒業後にgraduate visaでfull-time勤務を目指している場合には、以下のどれかになると考えるといいと思います。

  1. コース修了~graduate visa承認までの期間はFTC(Fixed Term Contract、有期契約)/temporaryで、grad visa取得後にpermanentに切り替えてもらうように交渉する
  2. 最初からFTCのポジションを狙う
  3. grad visaをもらってからpermanentで就労開始する

参考

ImperialのGraduate Visaに関するページが比較的丁寧でわかりやすかったので、申請予定の方はぜひ読んでみてください。

おわりです

病院の領収書なんて、必要なら先に言ってよ~捨てちゃうよ~と思いました。捨ててなくてよかった。捨てないでね。

 2023 haru